7双極性障害（躁うつ病）

双極性障害（躁うつ病）とは

双極性障害（躁うつ病）は、「うつ状態」と「躁（そう）状態」を繰り返す、気分障害という疾患です。
bipolar disorder(pdf)

双極性障害（躁うつ病）の症状

アメリカ精神医学会の診断基準であるDSM-5では、双極性障害の症状として下記のものをあげています。

躁病エピソード

自尊心の肥大、または誇大

睡眠欲求の減少

普段より多弁であるか、しゃべり続けようとする切迫感

頭の中で観念が次々と浮かび、いくつもの考えがせめぎあうような体験

注意散漫（外からの刺激ですぐに注意がそれてしまう）

目標指向性の活動の増加、または精神運動焦燥

困った結果につながる可能性が高い活動への熱中

うつ病エピソード

気分が沈んでいる(抑うつ気分)ことが続く

物事への興味や喜びを感じなくなる

体重の増減、食欲の変化

眠れない、また寝すぎる

動きや話しが遅くなる、逆に落ち着きがなくなる

疲労感、気力の減退

強い罪責感、無価値感

集中力や思考力がない、物事を決められなくなる

死んでしまいたいという気持ち(自殺願望)

双極性障害（躁うつ病）の原因

脳の働きを調節する神経伝達物質のバランスが崩れていると考えられていますが、原因はまだわかりません

双極性障害（躁うつ病）の治療

双極性障害（躁うつ病）の薬物療法

炭酸リチウム、バルプロ酸、ラモトリギン、カルバマゼピンなど気分安定悪を使います。

双極性障害（躁うつ病）の精神療法

病気を受け入れ上手にお付き合いをしていくよう毎日の生活リズムを保ち、躁状態の前触れがみられる時には、睡眠をしっかりとったり、過度の対人刺激を避けるようにするなどの対応が推奨されます。

Bipolar disorder, formerly called manic depression, is a mental health condition that causes extreme mood swings that include emotional highs (mania or hypomania) and lows (depression).
When you become depressed, you may feel sad or hopeless and lose interest or pleasure in most activities. When your mood shifts to mania or hypomania (less extreme than mania), you may feel euphoric, full of energy or unusually irritable. These mood swings can affect sleep, energy, activity, judgment, behavior and the ability to think clearly.
Episodes of mood swings may occur rarely or multiple times a year. While most people will experience some emotional symptoms between episodes, some may not experience any.
Although bipolar disorder is a lifelong condition, you can manage your mood swings and other symptoms by following a treatment plan. In most cases, bipolar disorder is treated with medications and psychological counseling (psychotherapy).