うつ病|心療内科うるおい錦糸町メンタルクリニック

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クリニックの特徴

院名
うるおい錦糸町メンタルクリニック
時間
11:00~23:00
住所
東京都墨田区錦糸3-5-8SOAビル7F
休診日
不定期
お問い合わせ
03-6240-4409
アクセス
半蔵門線/JR 錦糸町駅徒歩1分
  






うつ病

うつ病とは


  • 日本では100人に3~7人がうつ病を経験します
  • 気分が沈み、やる気が出ない状況が2週間以上ほぼ毎日続いている
  • 食欲がなく、食べても美味しいと感じない
  • 寝付けるが途中で目覚めたり、早朝目覚めてしまう
  • 集中力・持続力が落ちて能率が上がらない。
  • 新聞や、テレビを観ていても、頭に入らない
  • 何をするにも臆刧で、疲れやすい、だるい・好きだったはずの事も楽しめない
  • うつ病の治療法は、一人ひとり違います
  • おかしいかな?と思ったらまずは専門家に相談しましょう
  • 何でも相談できる関係を主治医ともつことが治療の第一歩です

辛く悲しい気持ちが続き涙が出てしまう人へ


日々の生活の中では様々な出来事があります。その中でも、辛く悲しい気持ちになることは誰しもが経験していると思います。通常はそのような出来事に対しても、数日が経過することで少しずつ前向きな気持ちに戻ってくるものです

ところが何週間も、しかも一日中ずっと、そのような状態が続いているとしたら、それは「うつ病」なのかもしれません。もし、辛く悲しい気持ちが続くときには、精神科医師に相談することが大切です。

なかには精神科医療機関に通院することに抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、現代の日本では100人に3~7人がうつ病を経験しているという研究結果があります。そのため、これからの日本の社会では誰しもがうつ病に罹る可能性があります。

もはや精神科医療機関に行くことは恥ずかしいことではありません。うつ病は糖尿病などと同じで、早期に治療を開始することで重症化を防ぎ、早い社会復帰が出来る病気です。

うつ病チェックシート


次のうち5つ以上(1か2を含む)が2週間以上続いていたら精神科医師にご相談ください。

check 以下の症状
  • 悲しく憂うつな気分が一日中続く
  • これまで好きだったことに興味がわかない、何をしても楽しくない
  • 食欲が減る、あるいは増す
  • 眠れない、あるいは寝すぎる
  • イライラする、怒りっぽくなる
  • 疲れやすく、何もやる気になれない
  • 自分に価値がないように思える
  • 集中力がなくなる、物事が決断できない
  • 死にたい、消えてしまいたい、いなければよかったと思う
  • 息をするのがつらく、胸がつかえた感じがする
  • めまいがしたり、汗をかく
  • 胃の調子が悪い、吐き気がする
  • ぶるぶる震えたり、体がうずくことがある
  • とんでもないことをするのではないかと思う
  • 自分が自分でないような気がする
  • 自分は死ぬのではないか、気が狂うのではないかと思う。

1 うつ病の症状

うつ病であればまず感情表出ができません。 感情が消失している場合もあります。 言葉を発しなかったり、言葉を発しても何を言っているか分からなかったりします。 疎通が取れなかったり、冗長だったり、迂遠だったり、滅裂であったり、妄想的であったりします。

行動も意味が分からないことがあります。 そもそも動けない場合が多いです。 食べることができず、現在であれば経管栄養などが必要になる場合もあります。 食事だけでなく日常生活動作が一切合切できずに寝たきりになったりします。 治療や看護以前に介護が必要になります。 もちろん動けたり意思疎通ができたりする症例もありますが、仕事も身の回りの世話も到底できません。

精神的に苦しんでいる場合もありますが、もはや知情意の表出がなされないか行動が意味不明になる場合もあり、緊張病という意欲障害と重なる場合もあります。 こういう場合、陽性症状は貧困妄想や罪業妄想や教務妄想などの妄想などであり、陰性症状は情動の消失や意欲の消失、生気や生理的欲求の消失などと考えられます。

2 うつ病の診断

(1) 抑うつ気分
(2) 興味や喜びの著しい減退
(3) 体重減少か体重増加、または食欲の減退か増加
(4) 不眠か過眠
(5) 精神運動焦燥または制止
(6) 疲労感か気力の減退
(7) 無価値観か過剰か不適切な罪責感
(8) 思考力や集中力の減退か決断困難
(9) 死についての反復的思考か反復的な自殺念慮か自殺するためのはっきりした計画

この9項目のうち5つ以上、特に中核的な症状である(1)か(2)は最低1つを満たせばうつ病と診断されます。期間については2週間以上、時間について「ほとんど1日中」か「ほとんど毎日」というのを満たす必要があり、特に時間については足りない場合があり、その場合は適応障害など別の診断になることがあります。

3 うつ病の治療

ガイドラインや社会資源、法令や会社の対応、家族対応など含めてうつ病に対する治療の型のようなものはあり、それも年々進化しています。 精神科医学の進歩のみならず科学技術の進歩、保健福祉公衆衛生のみならず社会の発展の寄与があります。

診療は常に個別的でオーダーメイド的であるべきですが、しかるべきガイドラインもありますので、ある程度現在のうつ病知識の結晶であるガイドラインに素直に従って治療を受けていくのも大切です

Psychological Treatment of Depression in Primary Care: RecentDevelopments https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6875158/pdf/11920_2019_Article_1117.pdf

うつ病の治療で大事なこと

現在も精神医学に対する不信や偏見は残っており、明らかなうつ病と診断されても標準的な治療や服薬を拒否される方が少なくありません。 そうした方はやはり改善率が低く、再発、再燃、症状の残存や抑うつ状態の慢性化率が高い様に見えます。 例えば漢方薬なら飲んでもいいといらっしゃる患者さんがいられますが、なかなか科学的な有効性のエビデンスや、推奨度の高い漢方処方は見つかっていません。 そのためガイドラインの治療フローチャートにあるような治療を行うより、治療が上手くいかないリスクが高くなります。 そうしたリスクを説明した上で患者さんの意向を尊重して処方しますが、薬が効かなければラポール(信頼関係)も深まりませんので治療同盟を上手く作れません。 患者さんのこころを開くのも治療者の治療技術と言われればそれまでですが、うつ病は患者さんの人生、下世話に言えば生涯賃金やキャリアなどを大きく変える可能性があるので、患者さんには少しでも良くなってもらいたいので、治療が上手くいかないと大変な責任を感じますし、そういう気持ちを忘れないようにしています。

うつ病の治療の選択肢

現在は薬剤や処方や治療技術も長年の積み上げで向上してきており、薬剤にしても依存、乱用、中毒、離脱症状、後遺症、やめられなくなるなどどれもない様に治療する選択肢があります。 薬は飲まないけどお酒を飲んで寝るなどの患者さんがいらっしゃいますが、お酒のアルデヒドという毒性物質やアルコール自体の早期毒性もあるため、睡眠薬をのまずアルコールを飲んで寝ることでアルコール使用障害になってしまえば本末転倒です。 誰でもいいですからドクターショッピングをした上で見つけた医師でもいいので信頼関係を築ける医師を見つけて最低限標準的な治療を受け入れるようにするのが目下もっとも良いうつ状態やうつ病への治療方法だと思います。

重症

ほぼ完全に家に縛られているか、付添いなしで外出できない

4医師からのアドバイス

うつ病の方と、おはなしをさせていただくと、「生きている意味がわからない」とおっしゃられる方がいます。 わたしは、うつ病になることは、「生活に意味や価値を感じられない状態である」と思います。しかし誰でも、「生活に意味や価値を感じられなければうつ病になる」とも思います。

そして、うつ病の方は、「脳が働いていない」のではなく、「脳がしっかりと働いている」からうつ病になると感じます。社会的な問題についてしっかりと考えている方がうつ病になり、社会的問題の解決方法は、そのような方が悩んだ結果として見つかることが多いと感じます。歴史を振り返ってみても、世の中を変えた方は、うつ病を経験されています。

また、うつ病の方が回復へと向かうときに、「ほんとうに大切なこと」や、「人の生きる意味」などについて、深く悩んでいらっしゃると感じることがあります。わたしは、人がうつ病を経験することは問題解決のための「創造的な最初の一歩」かもしれないと思っています。

人は、うつ病になることで、「ほんとうに大切なこと」に気づき、自分らしい人生を歩んでいくのかもしれません。 そしてわたしは自身は、うつ病になられた方が新しい人生の一歩を歩みだす時、「悩みに寄り添い、そっとサポートさせていただくこと。」それが、私にとっての「ほんとうに大切なこと」だと考えています。

もし、つらいときや悲しいときには、当院へお越しいただいてご相談ください。その行動が、うつ病になられた方の、新しい生活へ向けた第一歩になることがあります。

お気軽にお問い合わせください。






5 セリエのストレス学説について

うつ病について考えるには、セリエのストレス学説というものを念頭に置いて考えるといいかもしれません。 ストレス学説ではストレスを受けるとまず、警告反応期という状態になって心身に苦痛をもたらす様々な症状が現れます。 この時期はいわば心がストレスと戦っている時期です。

こころには不安、いらいら、感情失禁、情緒不安定など様々な分かりやすい症状が現れます。 体には自律神経失調、不眠、食思不振、肩こり、頭痛などやはり本人にも他人にもよくわかる症状が現れます。

その時期を過ぎるとストレスに対する抗病力が低下し、心身とエネルギーが消耗し疲弊してきます。 泣いてしまったり、体の不調を感じる生産的、救援信号的な反応は依然としてありますが、前景に出てくるのがエネルギー枯渇の症状です。それは主に、疲労感、やる気の低下、気力の低下などです。

そして、消耗から完全に燃え尽きてしまうと疲憊期に入ります。この時期には、自己の無価値観、判断力低下、喜びと興味を感じなくなる、動けなくなる、食べれなくなるなどもはや人間らしい機能を失ってしまいます。

うつが重症化すると妄想などの精神病症状、実存的意味の喪失としての自殺、全く体が動かなくなる、 不安焦燥から混乱状態になるなど、重度の精神症状が出現し、治療も回復も大変になります。

そのような状態は昔の精神科医は「本当のうつ病」などと呼び、ストレスがなくなると元に戻れるより軽症のうつ病から区別しました。 これはエンドン学説などとよばれテレンバッハという精神医学者が考えた説です。

反対にストレスがなくなると容易に戻れる状態を適応障害とか軽いうつ病、うつ状態とか言って、臨床では区別することがあります。 セリエのストレス学説でいえば警告反応期や初期の消耗期にある状態です。

セリエのストレス学説では、エネルギー枯渇の状態になると、心身が疲弊しているため、自分では、うつ病かどうかがわからないことがあります。もし、おかしいな?と思ったら、まずは精神科医に相談してください。

In recent years, it has become clear that psychotherapies can effectively be delivered through e-health applications. Furthermore, several studies in low and middle income countries have shown that lay health counselors can effectively deliver psychological therapies. Behavioral activation, a relatively simple form of therapy, has been found to be as effective as cognitive behavior therapy. Treatment of subthreshold depression has been found to not only reduce depressive symptoms but also prevent the onset of major depression. In addition, therapies are effective in older adults, patients with general medical disorders and in perinatal depression. Psychological therapies are effective in the treatment of depression in primary care, have longer lasting effects than drugs, are preferred by the majority of patients, and can be applied flexibly with different formats and across different target groups.

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